「平成30年度大学病院情報マネジメント部門連絡会議」 歯科セッション
<ML: [dhis 151] Re: 【最終案内】「平成30年度大学病院情報マネジメント部門連絡会議」 の歯科セッション、醸泡交換会について On Wed, 23 Jan 2019 13:42:02 +0900 Noriaki Morimotowrote: より引用しております> -------------------------------------------------------------------------- 「平成30年度大学病院情報マネジメント部門連絡会議」の歯科セッション、醸泡交換会 にご参加された皆様へ まず、多くの方にご参加いただきまして、感謝申し上げます。 また、なにより今回ご発表に係わられた、熊本県歯科医師会、熊本大学歯科口腔 外科および関連される先生がたにお礼を申し上げます。 非常に有意義な会になったのではと思っております。 歯科セッションは下記のとおり行われました。 当日、会場には50名くらいの参加者がありました。 私なりのご報告ですが、抄録と発表をもとに下記のようにまとめました。 (発表者の方へ、間違っていたらごめんなさい。) -------------------------------------------------------------------------- 日時:1月31日(木)10:35-12:05 場所:ホテルメルパルク熊本 テーマ:歯科診療情報の標準化ーいざというときの歯科情報ー オーガナイザー:鈴木 一郎 (新潟大学医歯学総合病院) 座長:中山 秀樹 (熊本大学医学部附属病院歯科口腔外科) 参考key word:レセプト情報からわかること、災害時に使えるか 1.玉川 裕夫 (大阪大学歯学部附属病院 医療情報室) 歯科診療情報の標準化について -口腔診査情報標準コードの活用と課題- 玉川先生より、 2013 年度〜2015 年度 厚生労働省委託事業「歯科診療情報の標準化に関する実 証事業」、2016 年度 厚生労働省委託事業「歯科診療情報の標準化に関する実証 事業」、2017 年度・2018 年度厚生労働省委託事業「歯科情報の利活用及び標準 化普及事業」および 2015 年度〜2016 年度厚生労働科学研究費補助金「歯科診 療情報に関わる電子用語集構築とその有効性検証に関する研究」より作成された 仕様と、それに基づいて行われた実証実験の成果についてご報告をいただいた。 電子的な仕組み的には、医科歯科の枠も超えて、概ね利用できることが確認でき ているが、個人情報であるので、個人の同意や情報管理についてという次の課題 が見えてきたように感じた。 2.宇治 信博 (熊本県歯科医師会 理事) 熊本県におけるがん医科歯科連携について 宇治先生より、熊本県におけるがん医科歯科連携の実際について、熊本県歯科医師会 と23の各がん連携病院の地域連携室と連携が取れており、連携登録歯科医師数 は平成 30 年 3 月末現在で会員総数 931 人中 514 人に達し、その内訳は連携 1(手術前患者)が 513 人、連携2(がん化学療法および放射線治療)が 476 人、連携3(がん緩和ケア)が 310 人となり、全国の中でも唯一 50%超える登録 率を達成されているなかで、それにより達成できたことと、その中で見えてきた 課題についてご報告いただいた。 4.吉田 遼司 (熊本大学医学部附属病院歯科口腔外科) 熊本大学病院での医科歯科連携の実際 引き続き、演題順を変更し、大学病院歯科口腔外科から見た、医科歯科連携の実 際について、周術期口腔機能管理を例にとって、吉田先生よりご報告をいただい た。院内と院外という区分に分けて、お話をされたが、医科においても口腔機能 管理の重要性が認められつつあり、その実績や治療効果等に向上が見られている ことが示されたが、連携相手によって、情報提供に関する情報の密度やそれを記 述する書式等が異なっているなど、さらに検討を加える必要があるということが 報告された。 3.牛島 隆 (熊本県歯科医師会) 熊本県での医科歯科連携、震災で変わったことなど(仮) 牛島先生より、熊本地震における身元確認と被災者に対して行った熊本県歯 科医師会による歯科保健医療支援活動についてご報告をいただいた。 災害支援活動には、県歯会と大学からの派遣チームの県内と九州各歯科医師会を 中心とする県外からそれぞれのべ700名を越える歯科医療関係者が被災地に入 り対応され、今回初めて、県外からのJMATに歯科医師が同行され、連携して 支援活動にあたられた。 身元確認については、歯科医師が検視に立ち会い、歯科所見から身元を確認をさ れたが、歯科の処置歴のない方もいらっしゃって、今後の課題となるかもしれな いということが報告された。 また、歯科保健医療支援活動の必要性は以前から言われているが、長期にわたる 避難生活で口腔内環境の悪化が見られ、県の発表によると震災関連死のなかで呼 吸器系疾患によるものが28%と一番多かったので、口腔ケアや食べる支援など、 歯科的アプローチが早い段階から求められることが報告されました。 どの演題も興味深く非常に示唆の多い発表でした。 オーガナイザーを務められた鈴木先生、座長を務められた中山先生、鈴木先生、 本当にありがとうございました。 -------------------------------------------------------------------------- 情報交換会について 日時 1月30日(水) 19:30〜22:00ころまで 場所 菅乃屋ホルモン (熊本県熊本市中央区新市街2-10 コンフォートホテル熊本1F) ご発表いただいた熊本県歯科医師会の先生、熊本大学歯科口腔外科の先生、九州 大学口腔医療連携学の先生にもご参加いただき、各地から集まられた先生とベン ダーの方、総勢24名で、熊本名物の馬刺しやもつ鍋(馬)などを食しながら、 非常に有意義な時間を過ごさせていただいたと思います。 おいしい食べ物とお酒により、忌憚のない意見交換がなされたものと思っており ます。 歯科勉強会(後夜祭)について 日時 1月31日(木) 20:00〜23:00ころまで 場所 浜料理 侍 http://www.hama-samurai.com/menu.html 前日の情報交換会に参加できなかった方も含め、13名の方にご参加いただき、 熊本名物とカワハギの薄造りを食しながら、前日とは違う話題で、こちらも非常 に盛り上がりました。 本当にご参加いただきました皆様、ありがとうございました。 -------------------------------------------------------------------------- 今後の予定ですが、 11月21日(木)〜24日(日) 第39回医療情報学連合大会 (幕張メッセ) 演題募集もまだなので未定ですが、歯科セッションは22日か23日? 2020年1月29日(水)〜31日(金) 2019年度大学病院情報マネージメント部門連絡会議 秋田キャッスルホテル 歯科セッション、歯科の情報交換会をそれぞれで企画して行う予定ですので、今 年参加できなかった方も含め、多くの方にご参加いただければと思います。 なお、案内は dhisのMLで流しますので、まだ登録されていない方は、こちらのMLに登録いただ きますようお願いします。 http:/www.dhis.info/ http://dhis.umin.jp/ もし、登録がうまくできない場合は、森本までご連絡いただければ、担当者のほ うへ登録をお願いします。 なお、このメールは、参加されていて、登録されていない方に転送していただけ れば幸いです。 ありがとうございました。 -------------------------------------------------------------------------- _/_/_/ _/_/_/ 森本 徳明 矯正歯科 森本 _/_/_/ Noriaki Morimoto Morimoto Orthodontic Office _/_/_/ 〒728-0006 三次市畠敷町880-3-1F _/_/_/ Tel : 0824(64)7070(clinic) _/_/_/ E-mail: morimoto@orthod.info _/_/_/ WWW : https://orthod.info/